013 エンタメ映画デー
・竜とそばかすの姫
この頃は情動に訴えすぎる映画はしんどいのでエンタメ映画がよいのだけど、エンタメはエンタメでやたら泣かせようとしてくるし、雑に観ていい話じゃないのにノリでイイハナシダナーと感動させられるのは癪なので、結局気を張ってしまいがち。最後は夜12時近くにおわったのでさすがに眠かった。次からは3本までにしようと思う。
4本のなかではゴジラvsコングが退屈ですこし意外だった。一番ザ・エンタメで脳みそ空っぽにして観れるかと思ったけど、画作りの部分で他3作に見劣りする感じがある。中身が軽いぶん画が担うたのしさが大きいのかもしれない。特にゴジラとコングの対決シーンがぜんぜんピンとこなくて、僕は怪獣映画が苦手なんだろうとも思ったが、シンゴジラは面白かったので、怪獣vs怪獣はだめだけど怪獣vs人間はOKなのかもしれないし、単に出来の問題かもしれない。直前にゴジラS.Pを観たのもよくなかった気がする。(ゴジラS.Pは面白いです)
逆によかったのはブラック・ウィドウでこれも意外。よかったというか、こういうのでもいいんだったなと思い出した。最近は日本のアニメを観すぎているのもあり、未熟な少年少女が意味的な乗り越えをやっていくのがシナリオの基本であるかのように感じてしまっていた。けど、人間の悩みごとはそんなに根深いものばかりでもなく、例えば本心ではもう半ば許しているけどなかなか言い出せないだけで仲直りできてないけどなんか事件を一緒に解決したらもういいやってなって仲直りできてよかったね、みたいなことはごく普通にあり、ブラック・ウィドウはそんな感じの映画だったのでわりと納得感があるのだった。作品としてめっちゃ好きというかんじでもないけど、いい意味で読後感が軽くて消化しやすい。しばらくは洋画をもうすこし気にかけようと思う。
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