010 ジン期

サントリー「BLUE」が販売終了していた。昨年発売されてから一部で大絶賛だったのに、1年で見切りをつけられてしまったらしい。代替品もない、というか各社夏の発泡酒系が6月以降棚から消えている気がする。次点のサッポロ「麦とホップ 夏の香り」もない。ビール業界で何かが起きているのかもしれない。が、どうしようもないので別の手を探す。


まだ飲んだことのないものをいくつか試したが特に気に入るものがない。もう一つのお気に入りであるサッポロラガーは一部コンビニに売っておらず、僕の中では秋冬の飲み物なので見送る。コストコで大量に買ったライムがあるので、コロナビールにライムを入れてみたけどそんなに。この時点で今年のビールは一旦あきらめることにした。


そんなわけでジンである。甘いカクテルや酎ハイが苦手だけどジントニックはなぜか好きなので、今年はジンをやっていくことにした。ライムもあるし。さっそくハイボールに熱心な同居人に聞き、氷、トニック、酒をそろえていく。今回は最寄りのリカマンで安くなっていたザ・ボタニストを買った。これまでは銘柄がよくわからない、というか1本買ってもなかなか減らないので味の違いを比べにくかったが、ハイボールというかウィスキーに熱心な同居人が家に50本くらいストックしているのを見ているので、ちょっと高めのやつを買い足していこうという気分になっている。酒が常温で長期保存できるという発想は日本酒メインだと結構忘れる。


ボタニストでジントニックをつくる。うまい。うまいけど酒の違いはいまいちよくわからない。ついでに買ったゴードン(ミニ瓶)と比べると、アルコールのきつい感じに違いがある気がする。高いだけあってボタニストの方が上品。だけどトニックウォーターとライムが強すぎるので、高い酒でやるのがもったいない感じもする。しらべると高価格帯のジンをジントニックにするのは「冒涜的」とする意見もあり、まあそれはそうだろうなと思った。ただロックやストレートは僕の求める夏の常飲酒ではなかったし、ジントニックで比べてもやっぱり高いやつのほうがおいしいと思う。贅沢だけど、今年の夏はジンということで。